◆AKATSUKI
歌詞について~
俺がよく歌詞で使うパターンっていうのが、両極端なものを対比して表現することなんだけど、その手法は今にして思えば、初めて歌詞を書いたこの曲から生まれたのかもしれない。
ここでは、途切れてしまった幸せな日々と、まるで無限廊のように続く憂鬱な思いが、
その主な対象。そしてその無限にも繰り返される現象・行為を、一つの比喩として、
1日に何度も降っては止み、降っては止みを繰り返す性質の五月雨に例えている。
大雑把な世界観としては、なんかこれ言葉にすると、ホントアホっぽくて嫌なんだけど・・・
何か電気の塔(四方八方有機ELパネルで出来たような感じ・・・うわースゲーアホっぽい・笑)みたいな
迷路に閉じ込められて、でもって窓から遥か下に見下ろされる完全自由な外の風景を切望する感じ。
ちなみに「Clouds Per Second」というタイトルは造語で、秒刻みの憂鬱とかそんなニュアンス。
サウンドについて~
前述で電気の塔と書いたけど、サウンドでは出来る限りそのイメージに近づけた。イントロとか要所要所で避雷針みたいなノイズが鳴ってるけど、これは意外かもしれないけど
元はギター・サウンドで、当時BOSSから出てたアコースティック・シミュレーターを使ってる。
ただ勿論そのままでは、エレアコみたいな音しか鳴らないんだけど、もろ反則的な繋ぎ方なんだけど、
その前にギンギンに歪んだディストーションを咬ませることで、超ハイファイ?な耳障りなサウンドに
変化させてる。さらにそれを、ウッドベースみたいにギターを立てて、手の平でタップして音を
出している。当時このサウンドが、試行錯誤の上創れた時は、一人でガッツポーズだった(笑)。
その他、サウンドに関しては懲りすぎて、とてもこのスペースでは語れない・・・(笑)。
ただその懲りすぎ具合が裏目に出てしまって、ギターに関しては、通常のロックではまず聴けない、
イレギュラーなフレーズを弾きまくってて、かなり面白いんだけど、全体がマスキングされ過ぎて、
かなりそれが埋もれてしまっていて目立たないのが、未だに心残り...
いつか、もっとシンプルな形にして復活させたい。かっこよくなると思う。
◆SEKI
サウンドについて~
アグレッシブで、現在のSILENCEの中じゃ、ある意味一番ロック・チューンっぽいナンバー。もうよく覚えていないけど、この曲では主にミックス(色々な音を混ぜる作業)に関わった。
Akatsukiの家で、「あーでもない」「こーでもない」と言いながら試行錯誤を続けたなぁ。
その甲斐あってかこの曲以後は音質が良くなった。
この曲は元々MIDI音源(シンセサイザーみたいなもの)で作ってあった。
Akatsukiが持っているMIDI音源は音が細く、そのため音がたくさん入る傾向にあった。
ところが生のギターとかドラムとかは音が太いのでそんなにたくさん入らない。
これがミックスを難しくする原因だった。
こっちのギターを目立たせたら、ほかが目立たなくなる。その繰り返し。
あっちを立てればこっちが立たず。その中でもいいバランスと言うことで今の形に落ち着いた。
それでも今聞いてみると音数が多すぎる。今作るともっとシンプルになると思う。