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昭和歌謡大全集

続き。

でも難しいところでもあるよね。

本物のオタクを起用すると映画と成立しないかもしれない。

不細工で本物のオタクのオーラを放った人が

主役として出てくる映画なんかヒットしないだろう。

個人的にはゼヒ本物のオタクのやつを見てみたいが。

やっぱり男前が出てくると違和感があるなぁ。

映画の中盤にトカレフを買いに行くシーンがあるんだけど、

買った帰りにトカレフを試し打ちしようとする。

そのシーンなんかオタクのグループじゃなくて、

爽やかな青年達の群像シーンに見えた。

昭和歌謡大全集はこれでは駄目なのじゃないかと思ったなぁ。

主人公のイシハラが取り調べの警察官に、

ハイテンションで脈絡のない話をするところとかも、

全く躁についての理解のない演出になっていて、

回復不能の躁病質のイシハラが描けてなかった。

あそこはやっぱりまくし立てなきゃ駄目だ。

 

こうやって見ていくと、

やっぱり個人的にこの作品があまり好きじゃないのは、

オタクグループに男前の役者をそろえたことにあるんじゃないだろうか?

原作と全く別の作品としてみたらそれなりに面白いけど、

原作と比べるとやっぱり見劣りするなぁと思いました。

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昭和歌謡大全集

昭和歌謡大全集

監督 : 篠原哲雄  原作 : 村上龍

http://www.amazon.co.jp/%E6%98%AD%E5%92%8C%E6%AD%8C%E8%AC%A1%E5%A4%A7%E5%85%A8%E9%9B%86-%E7%AF%A0%E5%8E%9F%E5%93%B2%E9%9B%84/dp/B0000YTR7I/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1219906244&sr=8-1

村上龍原作の映画「昭和歌謡大全集」を見た。

話の内容はこの前の本紹介でも書いたけど、

オタクグループとおばさんグループが殺し合いをし、

オタクグループが最後に残ったおばさん達を全滅させる為、

おばさん達の住む調布を燃料気化爆弾で吹っ飛ばすと言う話。

 

村上龍のエッセイで映画「昭和歌謡大全集」はよくできているっていったので、

楽しみにして見たんだけど、うーん・・・いまいちだった。

 

まず映画にしようと思ったら

やっぱりオタク役でもかっこいい役者を起用してしまうんだなぁ。

松田龍平とか池内博之とか安藤政信とかね。

個人的にはいかにもオタクなオーラを放った役者を使って欲しかった。

いや、素人の本物のオタクでもいいや。

(実際にオタクに演技指導ができるかどうかは置いといて)

映画の要である冒頭のオタクがおばさんを殺すシーンにしても、

いつもナイフを持っている本物のオタクじゃないと説得力がないなぁ。

こういう人だったら本当にやるかも?って思わさせられないと言うか。

安藤政信がナイフでおばさんを殺すオタクの役なんだけど、

こういう人は通り魔で人殺したりしないよなって感じだった。

つまり現実感があまりない。

原作の面白さはある種のリアリティがあって、

その中で殺し合いをしたり、

最終的には調布の町を吹っ飛ばしたりするから面白いんだけど、

その肝心要のリアリティがなくなったら調布の町をふっ飛ばしても、

架空の話だからなってことになってしまって迫力がない。

(続く)

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昭和歌謡大全集 (幻冬舎文庫)

村上龍著 『昭和歌謡大全集』

http://www.amazon.co.jp/%E6%98%AD%E5%92%8C%E6%AD%8C%E8%AC%A1%E5%A4%A7%E5%85%A8%E9%9B%86-%E5%B9%BB%E5%86%AC%E8%88%8E%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E9%BE%8D/dp/4344401255/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1218324795&sr=8-3

久々に村上龍の『昭和歌謡大全集』を読んだ。

本屋に行った時「そういえばどんな話だったっけ?」てなって買って読んでみた。

昔一度読んだことがあるんだけど、ほとんど覚えていなかった。

笑える小説だったことは覚えていたけど。

話の筋は6人組のオタクグループと6人組のおばさんグループが殺し合いをし、

最終的にはオタクグループが調布の町を爆破するという話。

そういえば映画にもなったよね。まだ見ていないが。

ほとんど全編ギャグ。

読みながら笑えてしょうがなかった。

この頃の村上龍はまだ差別的な表現が多いので

読む人によっては不快かもしれないけど、

そこさえ気にしなかったらとっても楽しめる一冊。

『69』に次ぐ面白さです。

2010年7月

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